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てんかん発作の種類とそれぞれの原因や症状の様子

2019年06月25日
気絶している女性

てんかんの発作には大きく分けて部分と全般の2つに分けることができます。
脳の一部分が興奮することが原因で発生するのが部分発作で、脳の大部分が興奮することが原因で発生するのが全般発作です。
部分の方が症状が軽度になりますが、全般を誘発する恐れもあるので注意が必要です。

てんかんの発作のうち部分には単純部分と複雑部分の2種類があります。
単純部分の場合、意識がしっかりしているため初めから終わりまで症状を全て覚えています。
症状としては、手足がつっぱったり、ねじれたりする運動機能の障害、実際にはない光が見えたり、音が聞こえる視覚や聴覚の異常、頭痛や吐き気を催す自律神経の異常などがあります。
複雑部分は意識の障害があり、周囲の状況がわからなくなります。
急に動作が止まることや表情のない顔をするような意識滅損やふらふらと歩き回ったり、口をもぐもぐさせる自動症などの症状が見られます。

てんかんの発作の一つである全般の場合は、強直間代、脱力、欠神、ミオクロニーの4種類の発作があります。
ほとんどの場合で意識障害があり、症状を覚えていることはありません。
強直間代は突然意識を失って全身が硬直した状態になります。
そのまま倒れることで怪我をすることもあります。
また、手足をガクガクと震わせるけいれんが起こる場合もあります。
脱力は全身の力が抜けて崩れるように倒れてしまいます。
欠神はけいれんなどは起こりませんが動作が止まったり、呼びかけに反応しなかったり、眼球が上転したり、まぶただけがけいれんするようなことが起こります。
ミオクロニーは光によって誘発する恐れがある発作で筋肉が突発的に収縮する症状です。
収縮する場所によって転んだり、ものを投げてしまう恐れもあります。

てんかんにはいろいろな発作がありますが、個人によって発生する傾向にほとんど変化はなく同じような種類の発作が発生します。
周囲の人は発生する種類によって適切に対処する必要があります。

種類別の適切な対応法

てんかんの発作が発生した場合には、種類に応じて適切に対処する必要があります。
発作は瞬間的な場合や数分続くことがあります。
始まるのも突然なら終わりも自然に訪れます。
発作自体が命を脅かすことはありません。
だから、周囲の人は、まず気を落ち着いて様子を見ましょう。
そして騒いで事を大きくしないことが重要です。
転倒などで大きな怪我を負っていない限り救急車を呼ぶ必要はありません。

部分発作の場合は、特に何かしなければならないことはありません。
意識がはっきりしない場合は元に戻るまで様子を見ましょう。
もし持っているものを投げ出したり、落としたりすることで二次的な危険がある場合には、注意してあげましょう。

全般発作の時には、急に倒れるなどの症状があるため驚くかもしれません、それでもとにかく落ち着いて様子を見てください。
発作中にしてはいけないことは身体を揺すったり、叩いたりすること、抱え込んでしまうことです。
また大きな声をかけてもいけません。

大きなけいれんがある場合には、怪我に注意します。
周りにある鋭利なものやとがっているものをどかします。
メガネなども外すようにします。
少しでも体を締め付けるものをなくすため襟元やベルトを緩めましょう。

可能であれば、気道の確保を行います。
下顎に手を当てて情報にしっかり押し上げます。
けいれんが終わったら顔を片側に向けて呼吸が戻るのを待ちます。
もし、食事中に発作が起きた場合には嘔吐する恐れがあるので気道がふさがらないように注意しましょう。
また、今後の診断に有効になるためなるべく詳細に状況の観察と記録を行います。
どのような症状がどの程度の間隔で発生したのかということがわかると有効な情報になります。