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小児てんかんの症状と原因

2020年06月13日

小児てんかんとは主に出生時の脳の損傷や先天性代謝異常、先天性奇形が原因で起こる病気ですが、全体的には原因不明の突発性てんかんがかなり多くなっており、発病時期は生後から生後24か月までと、小学生に多い病気として知られています。

また、小児てんかんの主な原因として見られるのは大脳の傷つきによっておこる症候群てんかんと両親からの遺伝が関連していると思われている特発性てんかんがあります。
前者は母体の中で、もしくは分娩時に大脳が傷つきけいれんを起こすことが多く、先天性奇形や代謝異常を引き起こす可能性も含みます。
遺伝性てんかんは生後すぐに症状が見られ、落ち着くことも多いですが対処法はあまり認められていません。

てんかんの症状には2種類あり一つは部分的なてんかんです。
これは主な原因として脳の一部分から発作が始まる突発性部分てんかんが多くの割合を占めていますが発病後に正しい診断と治療をすることが可能であれば予後はかなり良好なものと言えます。
その他にも部分的なてんかんには良性ローランドてんかん等が名前としてあげられますが、こちらは子どもよりも成人の発症が多く認められています。
全般的なてんかんとしては脳の全体が一気に発作を起こす突発性全般てんかんがあり欠神発作などが多くみられますがこの症状による手足のまひや脳の障害は現在ほとんどみられていません。
ですが、新生児期から乳児期に発症した場合は精神遅滞や神経症状が見られる場合があります。

小児てんかんで最も多い突発性全般てんかんの症状では、生後3日前後に発作が始まりそのうちの約7割は生後6週間以内に発作が治まるといわれています。
発作型はけいれん発作だけでなく無呼吸発作も少なくはないため予断を許さない状況が続くことになります。
尚、発症は遺伝性が強いため両親のどちらかにこの病気があると子どもにも半分の確率で症状があらわれると考えられています。
原因は遺伝性以外にほぼ見られず、対処法はあまりありませんが予後は良好であるため潜在時期を脱すると症状はあらわれなくなることがほとんどです。

てんかんと間違いやすい子どもの病気

てんかんと間違いやすい子供の病気についてです。

憤怒けいれん

憤怒けいれんは、乳幼児に多くみられるもので、夜泣きや母子分離の不安により激しく泣き声をあげている乳幼児が突発的に呼吸が止まりチアノーゼを引き起こして全身を硬直させて首や背中を反り返させる発作です。
てんかんとの症状の違いは、けいれんの前に必ず泣いたり呼吸を停止させることがある事です。
成長と共に乳幼児の泣く時間も減少していくため時期的なものであり成長自体に影響を及ぼす病気となる事は少ないです。

熱性けいれん

熱性けいれんとは乳幼児が38度以上の発熱に伴って起きるけいれんのことであり、全身に影響を及ぼします。
乳児に多く見られますが1歳の発症が多く、学童時期になると発症はほとんど見られなくなるものです。
このけいれんがてんかんへと移り変わる事はほとんどないとされています。

失神

失神は、なんらかの原因によって脳の中にある血液の量が急に減少することで異常をきたし発作を起こすものです。
主に立ち上がる時、用を足すとき、血を急に失う採血時に起こることがほとんどでめまいや全身倦怠感、症状がひどいときは顔面蒼白状態から気絶をすることもあります。
これは学童期から思春期に多く、乳幼児にはあまり起こりません。

てんかん症状の見分け方

見分け方としては上記の症状ではほとんど起こらないものの共通として眠気を伴わないという事があります。
小児てんかんの多くはけいれんの後に呼吸が激しくなったと思ったら昏睡状態に陥り、すぐに意識を回復します。
しかしその後また眠ってしまい一定の間、起きません。
このような行動が認められた場合は小児てんかんの可能性があるため病院を受診するようにしましょう。